成田山新勝寺


『あなた長男?』
(残念次男です)
『あらあら、そういえばそうねぇ次男さんは、知らない人でもよくしゃべってくれるもの』
僕は境内の甘酒屋のおばさんとしゃべっていた。こんな雨の日でも、旅情感があっていいもんだ。

東京へ着たのはよかったのだが、深夜バスで降ろされた早朝の東京駅は激寒だった。寒さに耐えきれずとりあえず適当な電車にのって、ウトウト電車で寝てしまった。で、きがついたら成田駅まで来ていた。せっかくなのでお参りでもするか。そんなノリである。

僕の旅っていつもそんなかんじ
でも運よく、成田山新勝寺のお護摩を見ることが出来ました。なかなか迫力がある。体が冷えてしまったので、甘酒で暖をとっていた。そんな、だれもいない茶店での地元のおばさんとの会話も旅の楽しさである。



三里塚
(あれが・・・そうですか。僕の生まれる前話ですが、話は聞いています。とうてい現代人には理解できない内容だが、細々とまだ戦っているのでしょうか?)
『ええ、そのため成田空港の滑走路はまだ完成していないのよ。当時は反対運動の応援で、関西からもおばさんが応援に駆け付けてきたのよ。今考えたら不思議ねぇ。』
(まったく不思議です)
『今となっては、子供や孫は成田空港の恩恵をとっても受けているのにねぇ、この前無うちの娘もタイに行ってきたのよ』
(いいですねぇ)