読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

沼の底

酒場のシーン

はい、私芸人ですけど
目の前の気立てのよさそうな女性はケロリとした顔で言った。まるで、その辺のコンビニで働いているぐらいの勢いである。
(・・・そうかゴールデン街の前にあるのは東京吉本だったな・・・)




新宿ゴールデン街といえば、かつての青線地帯で新宿のごみ溜め。治外法権なエリアだったが、今はおとなしくて、小さな味のある飲み屋ばかりの安全な街である。外国人も多数見かけ観光地といっていいだろう。危険な匂いはしない。酸っぱい匂いはするけどね。
沼の底のような場所だ。粘着室の空気がまとわりつく街である。


さて、何処に入ればいいのだろうか?


 ちいいさな、ちいさな飲み屋さんが密集しているこの街をあてもなくあるく。選択肢が多すぎるというのは迷う。自分の感性だけでこの数から選ぶ必要がある。入るのを躊躇する店も多い。ガンガンかけている音楽が自分に合わない。

季節がら入り口が前回の店がある。店の中がうかがえる。ガールズバーか?女性がカウンターにいるのだが、一人も客が入ってない。目が合う・・・ウッ気まずい。

(関西だったらここで声をかけてくる可能性は高いが。思わせぶりなアンニュイ感を残すのが関東)やはり気まずいので入れなかった。顔は好みだったんだがどうも、そこに入る気になれなかった。僕はチキンである。


さて、そんな躊躇を数回繰り返しふと傍らに看板が出ていた。チャージがとられるみたいだが、何かしら後ろ髪惹かれる感じがある階段が目の前にある。2階である。店の様子はわからない、こういのう「鬼が出るか蛇が出るか?」って言うのだろう。


入ってみると、明るい駄菓子バーで酒は安っぽくい店であった。白い壁で感じは悪くない。
「いらっしゃい」 
そこには背低い感じのいい女性がいた。ここも女性バーテンダーであった。
で、しばらくバーテンダーと会話していた時はさらっと言ったわけだ。彼女は芸人だと。見た目は普通だが、よくしゃべる関西人とおなじぐらい。人は芸人に過度な期待をするものではない。彼ら彼女らも人間だ。失礼ながら僕はテレビを持ってないので知らない方であったが、とても感じがよい。さすが、テレビでお仕事されているだけある。


アメトークってよく考えたら飲み屋の会話だよね。飲み屋の常客をいじるように、楽屋の他の芸人の話題が出てまるで違和感がない。そんなやついるわ・・・芸人の生活を垣間見るひと時であった。





なかなかいい夜だったな。

ぜひ新宿に行ったときはゴールデン街に行ってみてください。公式ホームページもあります。
http://www.goldengai.net/