謎のお見合いパーティー

結構相談所をやられている方とひょんなことで知り合いになりました。ちょっと飲んでいたら成り行きのお付き合いということで、お見合いパーティーなるものに参加しました。
まぁこれも社会勉強だと思ってノリノリで参加しました。

その感想を書きます。




 某ホテルのバーだった。昼間ということでなんとなく閑散としていた。高級ホテルなんだけど、交通の便が悪いこのホテルはなんか、中途半端感が否めなかった。多分昔はごうかだったのだろう。神戸で言ったらポートピアホテルといったとこだろう。

 僕はとりあえず自分の持っているスーツの中で一番高いやつを着てきた。まぁ足元の革靴は磨いたが安物、高い腕時計なんてもってるはずも無い。いや、腕時計すら着けなくなって、かなり長い。
(ちょっとしたコスプレだと思えばいいや、なんちゃって国際ビジネスマン風)


 バーのちょっとした個室には男女4、5名ぐらいが既にいた。どうも居心地がよくない妙な空気が流れていた。
(そりゃ、そうだよね・・・こんな肩書きが書かれた紙渡されちゃさぁ・・・)
手元には渡された紙には、女性リストと出身大学が書かれていた。多分向こうには私の素性がが書いた紙が渡されているのだろう。
(やれやれ・・・医者やら弁護士やらそんな情報いらねぇ・・)お見合いパーティーが始まった。

 正直、女性の素性など気にして、話すことなど僕は一度したこと無かった。確かにその人の人格形成には、育ってきた環境や大学やらは影響しているだろう。でも人を観るってことは、そのような情報から入るのではなく、まず正面に相対してどう感じるか?僕はその点を重要視する。(センスと教養だけは並みの人間に負けない自身はある。金はねぇが・・・)
 人から出るオーラのようなものを感じる。理屈ではない何かを読み取る。なので実は僕はあまり顔すらも見てない。もちろんこれは女の感に近く、女性の専売特許なのだが、僕は女の感に似たようなことを擬似的に使えるのだ。それがセンスだ。

 僕を商品と見立てるなら、喋って自分をある程度売り込むでみて反応を見るしかない。もちろん相手の話を聞く、でも僕は仕事を聞かない。いろいろ話したが前述のように僕が本当に見ているのはオーラのような何かだ。僕は5人の女性と話した。感じたのは3人
くすんだ黄色・・いや土の色。動きが重い安定感
スローな緑、しかしシャープ。マイペースだな
走るような白、とにかくハッキリしてる。名古屋には珍しい感じする。
所感はこうだが、だからどうというわけではなく。相手から自分がどう見られたかもわからない。まぁ気にはしないが、多分なにも起こらないだろう。そんな感じがした。

結局今日、何か得たわけではない。
結局、参加した男性陣と仲良くなって帰ってしまった。