本気で死ぬかもしれない体験

僕はぶらさがっていた。
手を離すと僕は落ちる。
そして落ちると結構な怪我をする。怪我をすると社会的にいろいろ大変だ。最悪は死ぬかもしれない。ここは地上から6mぐらいある。
懸垂状態でよじ登るしかない。選択ははそれ以外ない。
必死だった
文字通り、登るか、終わるか?俺はいったい何をやってるんだ?
全ての力をかけた。
僕はどうにか登った。人間必死になれば出来るものだ。



なぜ今日に急にこんな事がおきたか
そもそもマヌケな事にオートロックにはまってしまったのだ。
オートロックのマンションなんて生まれてこのかた住んだこと無かった。考え事をして外の自転車の所まで行った。そして、鍵を持ってこないことに気づき、入ろうとしたが・・・入れなかった。
無常にも僕は締め出されてしまった。


部屋に戻るには・・・・階段エリアの2階までなんとか外壁を登れば中に入れる
僕の中の猫力を使いほとんど凹凸のない壁を登った。どうやって登ったか正直おぼえていない。しかし、両手が2回の手すり部分に到達したとき。僕は正気に戻った。落ちたらヤバイ。しかし、両手でぶら下がったままの状態で絶体絶命の状態になってしまった。