上海の今、赤い夜

上海という街は

[http
//www.youtube.com/watch?v=QLpVIOxUG64:movie]

http://www.flipclip.net/clips/Cheshirecat/7312ab2a6d2f78e5146b5150b82fcfbb


上海は進化しつづけるエネルギーの強い街。やれやれ、サイゼリアココイチまださも当然のようにあるわ。2004年来た時に比べてこの街はどうなったか?
相変わらずあちこち工事中だ。埃っぽくてガスが多く晴れてなくて。ずーと工事しているけどその進行状況は日本の建設現場と比較すると遅い。というか素人目に見ても効率が悪いそうな作業を永遠続けているし、中途半端な状態で工事をほったらかしにしているのが目立つ。2004年は地下鉄1号、2号、3号が完成していたが、2007年末現在でもたいして変わって無いじゃんか?
都市計画では12号ぐらいまで地下鉄計画されているみたいだけど、なんかここの工事って作っては、まちがえて、潰して、まただらだら作ってってのを繰り返しているみたいだ・・
2010年にはエキスポが開催されるので、力がはいっているみただが。工事は間に合わないだろう。しかし、日本みたいに予算やら、人材やらごちゃごちゃ言わないで、その強力な得体も知れない街の力で強引に筋を通すのが、この街『上海』である。


しかし、以前来た時より劇的に変わった点がある。それはこの街で日本の勢力が強くなっている点だ。青島は韓国系が目立ったが、上海の勢力は日本が圧倒している。
本国で最近不況不況っておとなしくしてると思ったら、こんな所でせっせとやってんのね・・・
中国語看板に混じって、全て日本語の日本にある普通の看板が混じっている。歩いていても、今さっきすれ違った男日本人だ。日本料理屋もたくさんある。現地駐在員向けにしては多すぎる。消費しているのはもちろん現地人だ。

「みろよジャック・・外灘のネオンのほぼ7割が日本企業の広告だぜ」
「ダーロ。カナダ企業なんてどの国に行っても見た事無いよ、何処でも日本は強い」

目指すのは・・・

どう見ても、このシステムの源流は日本のものをベースにしている。さも国産のように扱って意いるが・・それぐらい日本が入り込んでいる。
以前に比べて服装も芋っぽさが無くなった。というか中国語を喋る日本人がいるって思えるぐらい、ファッションも日本を元にしている。まだ100%日本と言うわけではないが、目指すのは日本だ。上海は東京の後ろを突っ走っている。もちろん人が多し、常識もぜんぜん違う。そのまま日本は難しい。しかし、市民が見ている求めている方向性は日本だ。
上海人の大学生と話した事では。
 結局、反日といってもそれは政府が作り出した、他に目を向けさせる口実でしかない事ぐらい。知識人は重々承知している。文革の愚かしさも、口には出せないがきっちりと理解している。今、目に見えている事実として、生活から触れる日本の物やサービスは明らかに優れている。圧倒的に事実、凄いのだ。自国の物より斬新でかっこよく、クールで完成されたもで自分には欠かせない物になっている。マスコミはお互い罵るだけだが、個人的な関係はお互いを理解できる時代になったようだ。
 もはや中国上海において日本はもう無くてはならない存在まで来ている。経済的に日本抜きに出来ないようになってしまっている。
中国人はメンツが大事で大手をふって日本好きとはいえない複雑な感情が感じられた。

赤夜



なんて事だ。夜空が真っ赤に輝いてやがる。空気中の水蒸気と塵が夜景のネオン光を反射して夜でも恐ろしく空が明るい。
今までこんな夜は初めてだ。異様な光景だぜ


スクラップアンドビルド
貧民街は以前より少なくはなってきているが、貧民が少なくなったわけではない。