ラクダが水を飲まない事を怒ってはいけない

「メールを出してから返事は四日後でしかもドタキャンだぜ?どう思うよ?」
「ふーん、ま、そういうこともあんだろう」
「でもさ、ひどくねぇ?彼女の為に予定空けて、段取りも組んだんだぜ?」
「なぁ・・・・なんでそんなに君は腹が立ってるんだい?おめーさんさぁ、何か勘違いしていないかい?言うだろう?ラクダを水場に連れて行くのは簡単だけど水を飲ませることは難しいって事をさ」


「あれか?yahooかなにかの調査でわかった、メールの返信の早さとその相手に対して好感は比例するって事を信じてるのかい?」
「まあ・・・そうだ」
「俺はどーでもいいけどなそんな事。まず?考えてみろよ、その話の選択権と支配権はそもそもアンタにないんだぜぇ?どーしょーもなんだろ?なのになんでそんなにムカついてるんだい?理由を俺から言わすか?」
「言わないでくれ・・・解ったよ・・・」
そうだよなぁ。たかが、その子の中で、その内容がすぐ返すほど重要な案件じゃなかっただけだろう?種々の優先順位から考えて」
「あのさぁ・・・今の言葉ショックなんやけど。俺でなかったらホンマそーと−へんこんでるで」
「じゃ、俺の言ってる事は間違いか?」
「正しい・・・・・(TT)」
「それに怒っていても改善策はでねぇぜダンナ」
「もう、どすればええんや?もう無理か?」
「別に・・希望はあるでぇだって相手は『ラクダじゃない』日本語が通じて話せるだろ?やりようはいくらでもあるでしょ?アンタ仕事で営業してるんでしょ?」



「わかったがんばってメールしてみるわ・・・」



(俺今さ・・『話せ』って言わなかったっけ?やれやれ・・・・)