⑥鳳凰の街

噂に聞く鳳凰の街とは?
バスターミナルに着いて思ったのは、新市街は単なる田舎都市だった。もっと神秘性があっても良かったが、ばっしち携帯の通じる、中国の地方でした。少なくとも雰囲気的に言えば奥地ではない。

 人が多くて、ゴミっぽくて、薄ら寒いマンションみたいなビルがある街だった。


 バスを降りると宿の売り込みが激しい、わかんない言葉でしつこくまくし立てる。「いいよ本当に、自分で歩いて探すから」って言っても通じないか。
一人がしつこく食い下がってくる。ずっと付いて来るのでしょーがないから話しながら、此処はどこだ?とか橋はどっち?とか聞いてみる。

新市街とはこういうかんじだったが、門をくぐると旧市街。城壁があり、古い町並みがちゃんとある。

例の文献写真の映像はそのままあった。


 シーズンオフなので値切り交渉はしやすい、およそ相場は40元だと言うが、私は信じない。もっといい部屋はあるはずだ、少なくとも川辺がいい。いろいろ歩いて飛び石橋付近の宿で交渉したら、28元でなかなか部屋も悪くなかったので決定。宿主の女将の張さんは何かと気をやいてくれるし、見た感じそんなに悪人には見えなかった。1泊28元で常にお湯が出たので、280元の三ツ星よりかはサービスがいいと思う。部屋は狭いシングルだけど必要最低限とでかいテレビが何故かある。問題は隙間風がきつく、暖房が無い事だった。

(この門が泊まった客浅)

 女将の張さんが、こんなんツアーであるけどどう?って持って来た。ふぅーん・・・って眺めて、せっかくなので適当なものを申し込んでおいた。烏龍山と苗族博物館をめぐるなんとやらってやつです。8時に宿まで迎えに来てくれるそうです。