東京と云う街々4「禁断の中級ユーラシア料理店」

言葉がねぇ・・まさかパラダイスがこんなところに・・関西人にとってパラダイスとは。

おいしい場所だ

詳しくは探偵ナイトスクープ参照


新代田

「そんな貴方の期待を裏切らない店に案内しましょう・・ふふ」
それはなんだか含みのある笑いだ。

まあ東京だし、個性的って言ってもたかだか知れてる(と思ったのが大きな間違いだと後悔することとなった)


”中級ユーラシア料理元祖日の丸軒”

・・・・・・これは関西人をはめる為の罠だろうか?これを突っ込むなと言うのは無理な相談だ。いや、突っ込むべき事がありすぎて、何から手をつけるべきか混乱してしまう。
オーケイ・・ちょっと整理しよう・・・な


「YOUは何者!?ですか!?」

「だからアンドレって言ってるでしょ・・ペペ・アンドレですよ」
(おもいっきり日本人やろ)
ハリーポッターのスネイプ先生に似たの超個性的な店主、会話がことごとく噛み合わない。異空間では全ての理が無視される。しかし、なんだかとっても悪人に見えない。純粋な心優しさが感じられる不思議な人物であった。
中級なる定義は初級や上級が存在してこそ成り立つ、そもそも料理店には等級はナンセンスである。
「中級ってことは初級や上級があるんですか?」
「在ると思えば作ったらいいじゃないですか?」
「はぁ・・・」
「ユーラシア料理って何ですか?」
「食べれば・・あああユーラシアって感じですよ、貴方は御飯を食べる時そんなこと考えて食べますか?食べないでしょう?ね?。僕は料理を作るのが仕事なんです。喋るのが仕事じゃないのです(*'へ'*) ぷんぷん」
(とかなんとか言いながら結構喋ってくれる)
「それより蛸の煮物ならすぐ出せるんだけどなぁ・・・」
料理を頼む前に、なんか微妙に頼んで欲しいなぁていう料理を、モジモジしながらアピールしてくる。

モロッコのタジン鍋・・・(モロッコってアフリカ大陸・・・だとおもったが)めんどくさいから突っ込むのやめよう。ここは異空間なんだらいいんだ。この店で非日常的な事が起こっても、なんら疑問を感じない気がした。
ことごとく予想不可能、それは料理においても。
「ね、はらぁユーラシア料理って感じでしょう?」店主は言う
ああ、そうだなユーラシア以外に何者でもないな。もう、そういう事でいいじゃないか。
ただ全てに言える事だが、全て単なるウケ狙いでなく、当然なと言わんばかりに美味い。緑色の内容物のターメイヤ。およそ見た目カレーとはかけ離れた色を出しているが、正真正銘のカレーの味がする、日の丸軒特性カレー。ナンも普通の感じがしないが、ふっくらとしてほのかな甘みがあって美味い。
そして元祖セーラー服を着たウエイトレのおねーさん。

よく芸能人が来られるのですねぇ?
「あ・・あ・・あ。最近の客で○○○○子さんや、ローリーさんは来てないね」
一度来るとその後の次の時期まで、けっこうみんな空くんだよ。
「さいきんはよくネコがくるんだよね・・・ネコがさぁ・・ネコがくるんだ」
はぁ・・ネコのなるほど・・
もしかしてアンドレさん天敵なの?そんなに言わなくてもさ