cafe & bar anthem

栄町はパリを目指しているのだろうか?
その昔アリアンスグラフィックがこの地にパイオニアとしてcafeを開いて以来、この街は遥か西の憧れのパリを目指して、センスを磨いて来た・・ってことっすか?。おふらんすザマスよ


ちなみに俺は、パリに行ったことが無い、花の都パリなんかクソクラエダ!

どうだガハハハ!

といじけてみたりする。
しかし、誤解しないでくださいアジア専門じゃないんですよ私。時間とお金がないもんで・・パフォーマンス考えてがついたらアジアしかいけなくなっていたのですよ。






「そうそう、新しいカフェが出来たんだって」
ふーん・・・・ということで読書ついでに来てみた。
真新しい壁材の匂いが残るビルだ。いくら隠れ家でもエレベーターもないこんな小さな雑居ビルの4階にカフェは初めてだ。屋上はアリだが・・・立地条件、超悪いと僕は思う。よく開店を決意したものだ、しかもこれだけ後発にかかわらず。

 殺風景なcafeだ、 昔小学生の時、絵を習いに行っていた先生のアトリエっぽい。


 画家が仕事をする為に用意された部屋で、苦悶する心、いく層も色材が染み込んだ木。無駄なものは無いも無く、シンプルを追求している。ピリッとした仕事場という雰囲気がかえって懐かしくもあった。


 そういえば、私の習っていたあの先生は何処へいったのだろう?震災後、先生の家もまるで存在しなかったように消えてしまった。というかなぜだかこの辺だったんだけど・・なんか違うって感じで。震災以降私んちの近所は路地とかの構造自体が変ってしまった場所もあるので、その面影は無い。
私の小学生の記憶は無いに等しい。つーか震災以降ぽっかりと無い、本気で思い出せない事が多い。


話はそれたので元に戻すと


 フレンチ雑貨っぽい、女の子の部屋風にアレンジしてくるcafeとは異なり、cafe & bar anthemさんは男カフェだと思う。
真新しい感は否めないが、cafeの空間が安定して定着するまで時間がかかるだろう。しかし、それはこれから店主と客が徐々に形作っていくもので、それがカフェと言う商売だ。

単純な癒しを押し付けられるより僕はこのほうがいいと思う。


あ!昭和40年の太陽(雑誌)が置いてある。うーん今読むと新鮮だ、戦後って響きがまだ強く随所に名残が見えるね。携帯もインターネットも無かった時代、20代のサラリイマンはどう日々を過していたのだろうね?
かえって毎日が偶然の連続で面白かったかもしれない。