書庫の王

zex2006-08-19

「おひさしゅうございます書庫の王」

「おおぅ」

「その後のお体のお加減はいかがですか?」

「太るぐらい元気ですよ」


 お盆も終わり、久しぶりに世話になった人に挨拶に来た。こんな私でも影でいろいろ支えてくれるパドロンがいる。といっても特別資金提供を受けているわけでなく、たまにその話を自発的に聞きに行くだけである。


今日は神戸屋レストラン芦屋で食事をお誘いした。食事をしながらだらだら雑談するって悪くないです。


書庫の王(いや元書庫の王)
 かつて時の権力者(いわいる独裁的な組織の長)がその自分を凌ぐ影響力を恐れて書庫に幽閉したという噂だが・・・あながちウソでもなさそうだ。私から見てただのおっさんでは無いことは確かだ、定年過ぎていも、相変わらず目の奥にキラギラした感は失っていない。見ず知らずコンビニの女の子店員に「カレー食べるとボケないって知ってる?」とまるでエディマーフィーみたいに話しかけるところが面白い


「その歳でそれだけ肉を食べれれば十分ですね。」
「家では嫁はんが気を使って白身魚ばっかりでな。わしゃ肉が一番だ」


話はいろいろ雑談の中から様々な分野で多種多様な教え心理を受ける。
私は話の節々でいろいろ聞く
「漠然と言いますが社会性とはなんでしょう?」
「韓国はどうして北朝鮮に対して消極的なんでしょう?」
「なぜ欧米ではバカンスがあって日本には無いのでしょう?」
「組織とはなんでしょう?」
「広州の何氏は陳に任せておけばいいのでは?KLの件のほうが気になりますね。」
「香港って今、航空券安いですね」
板東英二が元野球選手なのは認めますが、大橋巨泉がジャズ評論家なのは納得いきません」
「最近はセルシオなのかメルセデスなのか最近のわかんなくなってきましたねぇ」


書庫の王はわかりやすく冗談を交えながら体験談つきで説明してくれる。
王「それはな・・・・」


「かつて異業種交流ってのが流行った時期があってな・・」
北朝鮮が無くなって統一韓国になって一番困るのは韓国だから、ドイツの例を見れば一目瞭然」
「核を持たないが日本には、核兵器以上の最終兵器があってな」
「この前オランダのケイシーが言っておったが、『バカンスごとに旅に出なくてはならないって別に行きたいわけではない』まるで脅迫観念にかられるのもたまらんって言っておったぞ。ドイツでは構造的にな・・」
「難しく考えては、無ずかしくなる。全てに集団において能力の正規分布が現れてな・・」
ヒエラルキーの必要性についてはなそうかのぉ・・」
「昔学生時分は、新開地で映画見て帰ってな、スウェーデンの映画はよかった、女がみんな上半身裸なんだぜ、当時としては超刺激的だっだよ。成人指定をかいくぐって観に行ったもんだ」


話の内容を一つ

草食動物はたちが悪い

 百獣の王はライオンでない、実際のところサバンナにおいて百獣の王はバイソンだ。肉食動物というのはリスクは高い、日に獲物を採るために狩らなければいけない。その苦労はただ草を食べればいい草食動物に比べると大きい。バイソン等の草食動物を狩るには逆に被害をこうむる時もある。も毎日苦労している姿は王と呼ぶにはあまりにも貧しい。どっちかとというとバイソンは、もう群れに必要されなくなった年寄りをライオンに施してやったぐらい数が多く、群れの勢力は圧倒的だ。肉食動物は意外と哀れで、草食動物からほどこしを受けているとも言える。本当に強いのは繁殖力が強く数で圧倒する草食動物だ。もちろんこれは人間社会でも言える事で、草食動物が何を指すか考えてみよう?






書庫王は去り際に
「海外に行く前には一言教えて、一人旅でもな」

と言い残して去った。