きれいな夕暮れだ・・・

きれいな夕焼けだ・・何も無い
孤独と吹き付ける丘の風だ

夕暮れの赤と青と雲が交わる時、微妙に緑にもみえる
そのニュアンスがとってもいい
昔の旅を思い出した


何の話だったけ?ま、どうでもいいか
こんなもんストーリーあったもんじゃないし
ゲド戦記を見てそう思った


回想


日が暮れる・・ヤバイ。
中国とラオスの国境付近。国境といっても人々がその境を認識できるレベルでは無く、また線が地面に引いているわけでもない。僕は、なぜか山の尾根を歩いたいた。果てしなく空のはるか向こうまで見える、何十に重なる雲が夕日に反射して輝いている。世界が、空間が変化しようとしている。そして、この世界には私しかいなかった。カラカラと枯れ木が吹き付ける風によって鳴る音が、よりいっそう孤独感を強める。反対側の空は星が光り始めていた。世界は丸いってことが、なんとなく今、己の目で確認できた気がした。


『世界は美しい・・・か・・・』
好きに独り言いったってだれも気にしない


孤独が体の隅々まで満たす時、なぜか不思議とした恍惚感がある。人以外の気配が強調され、空間・・いや世界?地球?を感じれるからかもしれない。そして、回想なのか思い出なのかが頭から勝手に出てくる。『何でおまえはこんなとこにいるの?』『あの時もし違う選択していれば、幸せな生活を過ごしていたのにお前はバカモノだな』もう一人の自分が出てきて、そう言う。影とはそういうものかもしれない。


ところで
さて、どうしたものかこれから


もちろんどうかできたからここにいるわけで