ヒューマンウオッチ 見えてても観るえない事実

zex2006-06-27

今日は仕事で外出

ふと思い立って昼飯を兼ねてHEPFAIVEの前を眺めていた。
お!美人発見
あの服の合わせ方いいなぁ
なんか、ハンチング帽子かぶる人増えたなぁ
へんなアンケートお願いしているよ・・・
なに頼んでるんだろう?
なんか撮影お願いしているけど、いくらギャル系だからといってもお世辞のもモデルとは言えんなぁ
どっからどうみても怪しい人だ


ん!!?
何か違和感が・・・・



始め風景には何ら違和感を感じなかった。いろいろ変わった人種がいるが、別段珍しいことでもない。しかし眺めていると見えないものが見えてくる。それは、


「老人」だ



正確には認識できないものである。
常に人が流れるこの風景において、必ず65歳以上と思わしき老人が、ある一割合ぐらい必ずと言っていいほど視界に存在すということだ。もちろん同一人物ではない。さまざまな御老人だ。ましてや杖が必要なぐらいの年齢の老人だ(実際杖持ちは多い)


どう考えても付き添いもない1人の老人がHEPFIVEに100%用事はないと私は言い切る
御老人の方々には悪いが


孫に土産に服?そんなことするなら、孫は自分でお小遣いもらって買いに行く
自分用の服を買う?どうみても彼らの服はGAPやBEEMSの物ではないし、典型的な老人ファッションだ
動き方を見ても、何処に行く当て当てがあるわけでもなさそう
誰と待ち合わせするわけでもない
そんな老人たちが幽霊のように徘徊しているのだ・・・・
平日の昼間の繁華街とは言え


しかも、ポイントはその存在が幽霊並みにみんな認識が出来ないという点である。


どういう意味かと言うと、”人は目に入る光景を全て認識しているわけではない”という事からくる話
HEPはその店から若い年齢しか用事ないと固定概念が訪れる人にはある。
意識しなくても、BEEMSとか、GAPその他の個々の目的の店から『老人』を連想させることはまずない。
したかがって無意識レベルで視界から認識の外に出されてしまう。
派手でギャル、セクシーな服、美人、その他、場にふさわしく派手なポイントに視点が無意識に集中してしまう。


見えていても、みんな認識できないのだ
見事な穏業。よほど注意しないと認識できない
待ち合わせするギャル男も、歩くサラリーマンも、茶髪の集団も
まるで、幽霊のように認識できない、彼らの意識レベルでは存在しないのだ。



それは、私たちの認識できないレベルで確実に老人が増えているのだ
いつも生活の視界の中で『高齢化』の事実が映ってはいるが、認識できない
いや、確実に増えている。それは、私の学生時代にと比べ物にならないくらい
しかし、あまりにも主張をしない気配であるため認識できない
今後、年金とか、テレビで言うような問題ではなく、
一見全く関係の無い、個々個人(例えば一人暮らしの学生など)の細かい生活部分に影響を与えるようになるだろ。


10年後にはHEPの店が全て、老人向けのテナントになる
決して大げさな予測ではないと私は思う




私の経験からして、この手の現実(まさしく1分一秒の誤差もない今)とニュースが特番するほどの時期になる報道は2年ほど差がある。