ラオス旅行記5「桃源郷ポンサーリーを去る」

zex2006-03-01

本日の移動
ポンサーリー→ウドムサイ
天候:濃霧
太陽がなくなると肌寒い。しかも雨ではないずーっと濃霧。霧と言うより標高が高いので雲の中いるだけかもしれない




ボート移動をあきらめる。

 予定では、これからポンサーリから川辺の集落ハートサーにまで行き、ウー川を下ってルアンパバーンに行く予定だったが、パトリシアさんの情報では、途中の【ムアンゴイ ― ムアンクア】間のボートが断線しているそうだ。ラオスの移動といえばスピードボート・スローボートと言われる水運が盛んだである。しかし乾季では急に運転をやめるケースが多々ある。
 パトリシアさんいわく「ボートはノットレギュラリーだからリスクが高いわよ」とのこと。乾季は時間がかかっても、定期便が出ているバスがいいのだ。雨季みたいに道がぬかるむこともない。


ということでバスで再び戻ることにしました。

 パトリシアさんは「ああ・・とってもとっても楽しいバス移動」と皮肉をこめて冗談言っていた。ポンサーリーはいいとこだが、「トランスポートが超バットよね」と話したりする。「ミニバスでなくて普通のサイズのバスだったらラッキーだね」と言いながらターミナルに向かった。

ポンサーリーについて考察

 少数民族を見たいなら普通ラオスではムアシンを目指す。私も当初その予定だったが、結構メジャーっぽかったので気まぐれでポンサーリーに来てしまった。ムアシンとポンサーリとを比べると、ムアシンはユネスコが統括していて、なおかつ平地な為。ポンサーリーに比べると行きやすくて楽だ。しかし、わざわざポンサーリに来た意味はそれなりにあったと私は思う。それは何かと言われると、合理的に説明しづらい。

しかし
昨日のプーノーイ集落で頂いた一杯のお茶は、片道移動で1日かけ、さら山道をひたすら歩くことを費やしても、十分価値があるものだった私に思わせる何かがあった。


バスが普通のサイズでよかったよ

 ひとまずパトリシアさんと一緒に席を確保する。あとは行きと一緒長い道のりだった。


谷村新司の昴はアジア一のヒットでは?

 バスではタイの歌謡曲がひたすら流れる。そんな中、聞き覚えのあるメロディーが流れる。谷村新司の昴である。これが流れたとたんバス内は客運転手共にみんなで大合唱がはじまる。改めて聞くとメロディー自体が美しいと感じる。まさかこんな僻地でも人気とは・・・「家に2000本近くのアダルトビデオがある」ことはあまりにも有名で、「ファッションヘルス」などと書かれたTシャツを着てテレビに出演することもある谷村新司さんのだが、そんなイメージがすっ飛ぶぐらい流れるような美しい旋律を持つ歌だなぁ 



 途中の物売りに関して

 バスが休憩でたまたま集落で停車してすると、いろいろ物売りが来る。しかし、思うのだがが、今狩ってきたネズミをバスの乗客に売っても仕方ないのでは?と思う。モロなんだもん、びっくりわ。焼いたら美味いって?だからせめて焼いたもの売ってよ!