こいぬにカフェを教えてもらう

zex2005-01-22

今日はいい天気なので散歩行った。伸びた髪を原宿で切って
それから本日の目的地の神楽坂をめざして本気で歩きました。
いざ、街探検へ・・・

神楽坂の路地を歩いていると、「くぅーん」とどこからか聞こえた。
ふと、路地の奥を見ると紐で繋がれた白い犬がこちらを見ている。
そのかわいさに負け、近づいてなでてあげる。
人懐っこく愛想がいい犬だ、触ってみるとその毛質から子犬だとわかる。
「おまえ若いな、御主人様は何処にいったの?」
なでながら聞いてみると、子犬は視線を向けて建物を示す。
そこには扉があり「マンヂウカフェ ムギマル」と書いてある。
「お前の御主人はここに?」
「くぅーん」
そうか・・・
不思議なたたずまいで、魔法的な気配を感じる。
カフェの中は、石油ストーブがついた暖かくて柔らかい空間でした。
かなり狭いが、木材の質感を重視しながらそれに頼ず、
木でありながら、石であり、
和でありながら、洋である。
という感じで、空間バランスが非常に取れていた。
店はきびきびとした古着の似合う、中年とおぼしき女性が一人で切り盛りしていた。
表の犬は、生後三ヶ月の子犬で麦という名らしい
「三ヶ月であんなに大きいの、毎日大きくなるのがわかるぐらい成長しているの」
そう女性は説明してくれた。
子犬の麦はさびしいのか、しきりにこっちを見て鳴いている。
彼女はいくら寒くても、麦を決してカフェ内には入れないだろう。店主の女性を見ているとそんな気した。
それは正しいと私は思う
彼女は「麦、一人でいい子にしてるね、ご飯あげようね」と麦に餌を与えていた。
そんなやりとりを眺めていると、なぜかとても落ち着く。
そして、小麦まんじゅうとコーヒーは、優しい気持ちにさせてくれる味だった。

今日の街探検は収穫が大きかったです。


今日見たものノート
 原宿のカットサロンで髪を切る
 原宿ギャルの雑誌撮影は見た目以上にハードだった
 裏原
 神宮球場
 駐車禁止の紙の意味を外人に教える
 信濃町創価学会のテリトリー
 ミクニシェフの店(城?)を見つける
 足袋の店で職人技
 おじいさんの熱帯魚屋
 モスバーガーの本社は牛込神楽坂にある
 理科大会館
 看板が出ていない店、これが割烹というやつ?
 路地の誘惑に負けて迷う、そして子犬の麦に出会う

写真その他
 http://jp.y42.photos.yahoo.co.jp/bc/e1598101/lst?.dir=/%c5%ec%b5%fe%a4%ce%b2%e8%c1%fc&.view=t